
「コーヒーメーカーで、お湯だけ出せないかな?」と思ったことはありませんか?
コーヒーを飲むために置いてある家電からお湯も出せれば、紅茶やインスタントコーヒーを作るたびに電気ケトルを出さなくて済みます。キッチンに家電を増やしたくない人なら、なおさら気になるところですよね。
ただし、最初に知っておきたいことがあります。
コーヒーメーカーでお湯だけを出せるかどうかは、機種によって違います。
給湯機能を正式に備えているコーヒーメーカーもあれば、コーヒー粉を入れずに運転できる機種、洗浄時にだけカプセルなしで水を通せる機種、お湯だけを出す目的で使用しないよう案内されている機種もあります。
つまり、「フィルターやカプセルを空にしてスイッチを押せば、どんなコーヒーメーカーでもケトル代わりになる」と考えるのは避けたほうが安心です。
この記事では、コーヒーメーカーでお湯だけを使いたいあなたに向けて、使える機種の見分け方、ケトル代わりにするときの注意点、デロンギ・UCCドリップポッド・ドルチェグスト・キューリグなどの違いをわかりやすく整理します。
さらに、「コーヒーメーカーのお湯は何度くらい?」「インスタントコーヒーにも使える?」「お湯だけ使いたいなら、どんなコーヒーメーカーを選べばいい?」といった疑問にもお答えします。
すでに持っているコーヒーメーカーを活用したい人はもちろん、これからコーヒーメーカーを購入する人も、ぜひ確認してみてください。これから購入する人向けに、「お湯だけ」を使いやすい機種と、電気ケトルを選んだほうがいいケースも比較します。
〇記事のポイント
- コーヒーメーカーでお湯だけ出せるかどうかは機種によって違う
- 給湯機能がある機種ならケトル代わりとして使いやすい
- カプセルなし運転が「すすぎ専用」の機種もあるため取扱説明書の確認が必要
- ドルチェグストのように、お湯だけを出す目的での使用を案内していない機種もある
- お湯の温度や量もコーヒーメーカーごとに異なる
- お湯だけの用途が多いなら「給湯機能の有無」を購入時に確認すると失敗しにくい
コーヒーメーカーでお湯だけ出せる?まず結論を確認
結論からいうと、コーヒーメーカーでお湯だけを出せる機種はあります。
ただし、「コーヒーメーカー」というカテゴリーだけでは判断できません。
ドリップ式、カプセル式、全自動エスプレッソマシンなど、方式によってお湯が通る経路や操作方法が違います。同じメーカーでもシリーズや型番によって機能が違うこともあります。
まずは、次のように考えるとわかりやすいです。
- 「給湯」「お湯」「Hot Water」などの専用機能がある → お湯だけを使いやすい
- 取扱説明書にコーヒー粉なしでの抽出方法が記載されている → 記載された用途・手順の範囲で使う
- カプセルなし運転が「すすぎ」としてだけ案内されている → 飲用のお湯として使えるとは限らない
- お湯だけの使用を禁止・非推奨としている → ケトル代わりにはしない
ここがこの記事で一番大事なポイントです。
「機械的にお湯が出ること」と「メーカーが飲用のお湯を出す用途として認めていること」は同じではありません。
一度や二度動いたとしても、それだけで正しい使い方とは判断できません。メーカーが想定していない方法で使うと、故障ややけどにつながる可能性もあるため、手元の機種の取扱説明書を確認してから操作しましょう。
これから購入する人は「給湯機能」を先に確認
「コーヒーも飲みたいけれど、お湯だけも使いたい」という人は、購入前に専用の給湯機能があるか確認しておくと選びやすくなります。キューリグBS300は、お湯機能とお湯専用の注ぎ口が公式に案内されている機種です。
一方、カップ麺や料理などで熱湯を多く使うなら、コーヒーメーカーだけで済ませるより電気ケトルを選んだほうが使いやすい場合があります。
コーヒーメーカーをお湯だけで使うメリットと選び方

- コーヒーメーカーのお湯の仕組みとは?
- コーヒーメーカーの湯沸かし機能と電気ケトルの違い
- コーヒーメーカーをケトル代わりに使う方法
- コーヒーメーカーをケトル代わりにするメリット
- コーヒーメーカーをケトル代わりにするデメリット
- デロンギのコーヒーメーカーでお湯だけ使う場合
- UCCドリップポッドでお湯だけ出したい場合
- ドルチェグストでお湯だけを出してもいい?
コーヒーメーカーのお湯の仕組みとは?

コーヒーメーカーは、給水タンクに入れた水を内部で加熱し、そのお湯を使ってコーヒーを抽出します。
ただし、お湯をコーヒー粉まで運ぶ仕組みは機種によって異なります。
一般的なドリップ式では、加熱された水が内部の経路を通ってドリッパー側へ送られ、コーヒー粉に注がれます。全自動エスプレッソマシンではポンプを使ってお湯を送り出すものがあり、給湯用のノズルを備えた製品もあります。
カプセル式の場合は、専用カプセルをセットして内部のお湯を通すことで飲み物を抽出します。このタイプは「カプセルを入れなければお湯だけ出るのでは?」と思いやすいのですが、ここは要注意です。
カプセルなしで動かせても、それが飲用のお湯を出すための機能とは限りません。内部洗浄やすすぎのためだけに用意されている操作の場合もあります。
そのため、お湯だけを使いたい場合は「どんな仕組みで加熱しているか」よりも、「その機種で給湯用途が認められているか」を確認するほうが大切です。
コーヒーメーカーの湯沸かし機能と電気ケトルの違い

コーヒーメーカーと電気ケトルは、どちらも水を温める家電ですが、目的が違います。
電気ケトルは基本的に「お湯を作ること」が役割です。一方、コーヒーメーカーは「コーヒーを抽出すること」が中心です。
そのため、コーヒーメーカーは必ずしも水を沸騰させる必要がありません。コーヒー抽出に適した状態まで水を温め、そのまま抽出に使う設計の製品が多くなっています。
ここは「お湯が出る=電気ケトルと同じ」と考えないほうがいいでしょう。
たとえば、カップ麺などのように商品側で熱湯の使用が指定されているものは、コーヒーメーカーから出るお湯では温度が足りない場合があります。
反対に、紅茶、インスタントコーヒー、ココアなどは、商品や好みによっては沸騰直後のお湯を必要としない場合もあります。
つまり、コーヒーメーカーのお湯が使えるかどうかは、「お湯が出るか」だけでなく、「必要な温度と量を満たせるか」まで見て判断する必要があります。
コーヒーメーカーをケトル代わりに使う方法

コーヒーメーカーをケトル代わりに使いたいなら、最初に取扱説明書やメーカー公式サイトで「給湯」「お湯」「Hot Water」などの機能があるか確認してください。
専用の給湯機能がある機種なら、基本的にはメーカーが案内している方法に沿って水タンクに水を入れ、給湯口の下に耐熱カップを置いてお湯を出します。
このタイプなら、紅茶やインスタントコーヒーなどを作る際にも活用しやすいでしょう。
問題は、専用給湯機能がないコーヒーメーカーです。
ドリップ式では、コーヒー粉をセットせずに水を通せる機種もあります。ただし、すべての製品で同じ使い方ができるわけではありません。説明書に記載がなければ、自己判断で繰り返し給湯用途に使うのは避けたほうが安心です。
また、カプセル式についても同様です。「カプセルを入れずにボタンを押せる」というだけでは判断しないでください。すすぎ用として水を通す設計でも、メーカーが飲用のお湯としての利用を想定していないことがあります。
「空焚き」ではなく「すすぎ・湯通し」と考える
ここで、言葉の使い方にも注意したいところです。
コーヒー粉やカプセルを入れず、水だけを入れて運転することを「空焚き」と呼ぶことがありますが、水が入っているなら本来の意味での空焚きとは違います。
説明するときは「すすぎ」「湯通し」「水だけを通す」と考えたほうがわかりやすいですよ。
逆に、水タンクに水が入っていない状態で加熱運転するのは避けてください。機種ごとの取扱説明書に従って使いましょう。
コーヒーメーカーをケトル代わりにするメリット
給湯対応のコーヒーメーカーを選ぶメリットは、家電を1台増やさずに済むことです。
- コーヒーとお湯を1台で用意できる
- 電気ケトルを置くスペースを減らせる
- 少量のお湯を使いたいときに便利
- 紅茶やインスタント飲料などにも活用しやすい
特にキッチンが狭い場合、「コーヒーメーカーと電気ケトルの両方を置くスペースがない」という悩みは出てきます。
そういう人なら、最初から給湯機能があるコーヒーメーカーを選ぶのはかなり合理的です。
キッチン家電の置き場所そのものに悩んでいる場合は、こちらの記事も参考になります。
キッチン家電の置き場がない一人暮らしに!賃貸でも使える収納アイデア
水・温水・コーヒーまで1台にまとめたいなら別の選択肢もある
「コーヒーメーカーと電気ケトルの2台を置きたくない」だけでなく、冷水・温水・コーヒーまで1台にまとめたい人なら、コーヒー機能付きの浄水型ウォーターサーバーも選択肢になります。
every freciousのtall+cafeは、浄水した冷水・温水に加えてコーヒー抽出にも対応しています。卓上コーヒーメーカーとは設置方法や料金体系が異なるため、キッチンの広さや毎月の利用コストまで含めて比較してください。
コーヒーメーカーをケトル代わりにするデメリット
便利な一方、電気ケトルを完全に置き換えられるとは限りません。
まず、取り出せるお湯の量が限られる場合があります。コーヒー1杯分なら問題なくても、料理用に大量のお湯が欲しい場合には不向きなことがあります。
もうひとつは温度です。電気ケトルのように沸騰まで加熱することを目的としていない製品では、「熱湯が必要な用途」には向かない場合があります。
そして意外と気になるのが香りです。
コーヒーと同じ抽出経路をお湯が通る機種では、内部に残ったコーヒーの香りや成分がわずかに混ざる可能性があります。白湯のようにお湯そのものを飲みたい場合は、専用給湯口がある機種のほうが使いやすいでしょう。
もし「コーヒーよりもお湯を使う回数のほうが多い」という場合は、無理にコーヒーメーカー1台で済ませるより、電気ケトルを併用したほうが使いやすいこともあります。
家電を減らしたいのか、給湯の使いやすさを優先したいのか。この基準で考えると選びやすくなりますよ。
お湯を使う回数が多いなら電気ケトルを選ぶ
熱湯を使うことが多い人や、一度にまとまった量のお湯が必要な人は、湯沸かし専用の電気ケトルのほうが目的に合います。コーヒーメーカーに給湯機能があるかどうかで迷う必要もありません。
デロンギのコーヒーメーカーでお湯だけ使う場合

デロンギの全自動コーヒーマシンには、給湯できる機種があります。
たとえば、この記事で紹介しているマグニフィカS ECAM22112では、メーカー公式FAQでフロッサーからお湯を出す給湯方法が案内されています。
使うときは、電源を入れてフロッサーの下にカップを置き、スチームノブを給湯側へ回します。必要な量のお湯が出たらノブを元の位置へ戻すという流れです。
ここで大切なのは、一般的なドリップ式コーヒーメーカーのように「フィルターを空にしてコーヒー抽出口からお湯を出す」という使い方ではないことです。
マグニフィカSには給湯に使える経路がありますので、機種に合った方法を使いましょう。
また、「デロンギならどれでも同じ方法」とは限りません。マグニフィカシリーズだけでも複数の型番があります。ボタン配置や給湯方法が異なることがあるため、本体に記載された型番を確認してから説明書を見るのがおすすめです。
UCCドリップポッドでお湯だけ出したい場合

UCCドリップポッドについては、「カプセルを入れなければお湯だけ出せるのでは?」と考える人もいると思います。
ただし、ここは機種と取扱説明書を確認してから判断してください。
たとえばDP2の公式取扱説明書には、ドリップポッドを入れずに水を通す操作が記載されています。しかし、これは初回使用時などに行う「すすぎ」の手順です。取扱説明書では、抽出後のすすぎ水を捨てるよう案内されています。
また、DP2自体もUCCドリップポッドとレギュラーコーヒー粉用の抽出機として案内されています。
そのため、「カプセルなしで水が出るから、そのまま紅茶やカップスープ用のお湯として使ってよい」とは考えないほうがいいでしょう。
ドリップポッドはDP2だけではなく、ほかのモデルも展開されています。所有しているモデルの取扱説明書を確認し、お湯だけを飲用目的で出せる機能が明記されている場合に、その方法に従ってください。
つまり、UCCドリップポッドの場合は「すすぎで水を通せること」と「ケトル代わりに使えること」を分けて考えるのがポイントです。
ドルチェグストでお湯だけを出してもいい?

ドルチェグストについては、特に注意してください。
カプセルを入れずに水を通せる操作があるため、「お湯だけ取り出してケトル代わりにできる」と考えたくなりますが、メーカーの案内ではそのような使い方を前提としていません。
ネスカフェ ドルチェ グスト ジェニオ エスの取扱説明書では、本製品は専用カプセルを使用するコーヒーメーカーであり、ポットのようにお湯だけを出すことを目的に使用しないよう案内されています。
したがって、ドルチェグストを電気ケトル代わりとして日常的に使うのは避けたほうがいいでしょう。
すすぎや湯垢洗浄のときに水やお湯が排出されることはありますが、それと飲用のお湯を用意する給湯機能は別です。
「機械からお湯が出るなら飲めるはず」と判断せず、メーカーが想定した使い方を守ることが大切です。
また、ドルチェグストは複数のモデルがあります。所有している型番によって操作方法が異なる可能性があるため、最新の取扱説明書を確認してください。
カプセル式で「お湯だけ」を重視するなら
UCCドリップポッドやドルチェグストのように、カプセルなし運転がそのまま飲用の給湯機能を意味しない機種もあります。お湯だけを日常的に使うことが目的なら、すすぎ操作を流用するのではなく、専用の給湯機能が明記された機種を選ぶほうがわかりやすいでしょう。
コーヒーメーカーでお湯だけを使う際のポイント

- デロンギマグニフィカSでお湯を出す方法
- 沸騰したお湯でコーヒーを淹れるとどうなる?
- コーヒーメーカーのお湯は何度くらい?
- インスタントコーヒーにコーヒーメーカーのお湯は使える?
- キューリグBS300ならお湯だけを出せる
デロンギマグニフィカSでお湯を出す方法
デロンギ マグニフィカS ECAM22112でお湯を使いたい場合は、コーヒー抽出口ではなくフロッサー側から給湯します。
メーカー公式FAQで案内されている基本的な流れは、電源を入れてフロッサーの下にカップを置き、スチームノブを給湯側へ回す方法です。
必要な量になったらスチームノブを元に戻して給湯を止めます。
給湯直後はノズル周辺やお湯がかなり熱くなりますので、手を近づけないようにしましょう。
なお、マグニフィカSには似た名前のモデルが複数あります。「マグニフィカSだから、この手順で大丈夫」と決めつけず、型番まで確認してください。
コーヒーの抽出温度設定と給湯温度は分けて考える
ここで迷いやすいのが「温度設定」です。
全自動コーヒーマシンには、コーヒーの抽出温度を変更できるモデルがあります。しかし、コーヒーの抽出温度設定と、給湯ノズルから出すお湯の温度が必ず同じように変更できるとは限りません。
紅茶用のお湯をもっと熱くしたいからといって、コーヒー側の温度設定を変更すれば給湯温度も自由に変えられる、と判断しないほうが安心です。
温度設定の段階数や操作方法もモデルによって違います。最新の説明書で、自分の型番に対応する設定を確認してください。
沸騰したお湯でコーヒーを淹れるとどうなる?

「コーヒーは100度のお湯で淹れたらダメなの?」という疑問もありますよね。
実際には、温度だけでコーヒーのおいしさが決まるわけではありません。
豆の焙煎度、挽き目、粉の量、抽出時間などによっても味は変わります。高い温度のお湯を使うと成分が抽出されやすくなりますが、条件によっては苦味や重さを強く感じることがあります。
反対に、少し低めのお湯を使うことで穏やかな味に感じることもあります。
そのため、ハンドドリップなら「熱いほどおいしい」「100度だから必ずまずい」と一律に考えるより、豆や好みに合わせて調整するのが現実的です。
コーヒーメーカーの場合は、基本的に機械側が抽出用のお湯を加熱します。自分で沸騰したお湯を給水タンクへ入れるような使い方はせず、取扱説明書どおり水を入れて使ってください。
コーヒーメーカーのお湯は何度くらい?

コーヒーメーカーのお湯が何度になるかは、機種によって異なります。
「コーヒーメーカーなら必ず90〜96度になる」と決めつけることはできません。
ヒーター内部の温度と、実際にカップへ出てきたお湯の温度も同じとは限りません。水タンクに入れた水の温度、室温、抽出量、カップの温度、内部経路などによっても変化します。
また、コーヒー抽出用のお湯と、専用給湯ノズルから出るお湯では温度が異なる可能性もあります。
そのため、温度が重要な用途に使うなら、商品の仕様や取扱説明書を確認するのが一番確実です。
たとえばカップ麺や調理食品のように商品側で熱湯が指定されている場合は、「コーヒーメーカーから熱いお湯が出たから大丈夫」と判断せず、必要な温度を満たしているか確認してください。
逆に、紅茶やインスタント飲料などを作るだけなら、給湯対応コーヒーメーカーのお湯で十分使いやすいケースもあります。
インスタントコーヒーにコーヒーメーカーのお湯は使える?

給湯機能があるコーヒーメーカーなら、インスタントコーヒー用のお湯として使うこともできます。
インスタントコーヒーはお湯に溶かして作る商品が一般的なので、少量のお湯をすぐ用意できるコーヒーメーカーとは相性がいい使い方です。
ただし、商品によって推奨するお湯の量や作り方は異なります。パッケージに記載された方法を確認してください。
また、アイスコーヒーにしたい場合は、少量のお湯で溶かしてから氷や冷水を加える方法もあります。冷水に溶けやすいタイプなら、その商品の説明に従えば大丈夫です。
「コーヒーメーカーを買うほどコーヒーを飲むかな?」と迷っている人は、インスタントコーヒーとの違いを先に整理しておくと選びやすくなります。
コーヒーメーカーとインスタントコーヒーどっちが便利?特徴と違い解説
キューリグBS300ならお湯だけを出せる
「コーヒーメーカーからお湯だけ出したい」という目的がはっきりしているなら、キューリグBS300はわかりやすいタイプです。
BS300には、メーカーが正式に案内しているお湯機能があります。
さらに、お湯専用の注ぎ口が用意されているため、コーヒーカプセルを通る経路とは分けてお湯を使えるのが特徴です。
これは「カプセルを入れずにコーヒー抽出口から水を通す」という方法とは大きく違います。
お湯だけを使うこと自体が機能として想定されているため、コーヒー、紅茶、カプセル飲料だけでなく、少量のお湯を使いたい場面でも利用しやすくなっています。
ただし、キューリグでもすべての機種に同じお湯機能があるわけではありません。公式サイトではBS300の特徴として案内されていますので、別モデルを購入する場合は給湯機能の有無を確認してください。
このように、「コーヒーメーカーでお湯だけ使いたい」という希望が強いなら、購入前から専用給湯機能のあるモデルを選ぶと失敗しにくくなります。
BS300が向いている人
- コーヒーを飲みながら、紅茶やインスタント飲料用のお湯も1台で用意したい
- 電気ケトルを別に置くスペースを減らしたい
- コーヒーの抽出経路とは別のお湯専用注ぎ口を使いたい
「お湯だけを使えること」を購入条件にしているなら、給湯機能が明記されたBS300は比較しやすい候補です。セット内容や申込条件は購入前に確認してください。
コーヒーメーカーでお湯だけ使うときに失敗しやすいポイント
カプセルを外せば使えると思い込まない
一番ありがちな失敗が、「カプセルを入れなければ、お湯だけ出せるはず」と判断してしまうことです。
確かに洗浄やすすぎのために水を通せる機種はあります。ただ、その水を飲用する前提で設計されているとは限りません。
特にカプセル式は、給湯機能とすすぎ機能を分けて考えてください。
お湯が出たからといってケトルと同じ温度とは限らない
もうひとつの失敗は、コーヒーメーカーから出るお湯を電気ケトルの熱湯と同じように考えてしまうことです。
コーヒー抽出のために加熱する機械と、お湯を沸かすこと自体が目的の電気ケトルでは役割が違います。
用途によっては十分な温度でも、熱湯が必要な食品には向かない場合があります。温度が重要なら、仕様を確認するか、温度計で実際の吐出温度を確認する方法もあります。
コーヒーの香りが移ることがある
コーヒーを抽出する経路と同じところからお湯を出す場合、コーヒーの香りが残ることがあります。
ココアやスープなら気にならない人もいるかもしれませんが、白湯や香りの繊細なお茶だと気になることがあります。
気になる場合は、取扱説明書で認められたすすぎ方法を行ってから使いましょう。
それでも香りが気になるなら、お湯専用の注ぎ口を持つモデルや電気ケトルのほうが向いています。
水あかや汚れを放置しない
コーヒーメーカーは水を加熱するため、使い続けると内部に水あかが付着することがあります。
給湯用途でも頻繁に使うなら、そのぶん水が内部を通る回数も増えます。
清掃方法や除石灰のタイミングは機種ごとに異なりますので、メーカーが指定する方法で定期的にお手入れしましょう。
自己流で強い洗剤などを入れるのは避けてください。食品や飲み物に使う家電だからこそ、指定された清掃方法を守ることが大切です。
水タンクにお湯を入れない
「早くお湯を出したいから、最初から給水タンクに熱湯を入れればいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、給水タンクに入れられる水の条件は製品ごとに決められています。通常は水を入れて機械内部で加熱する前提です。
熱湯を直接給水タンクへ入れると、タンクや内部部品へ負担をかける可能性があります。取扱説明書に特別な指示がない限り、新鮮な水を入れて使いましょう。
お湯だけ使えるコーヒーメーカーを選ぶポイント
これからコーヒーメーカーを購入するなら、「コーヒーのおいしさ」だけでなく、自分が普段どんな飲み物を作るのかまで考えて選ぶと後悔しにくくなります。
私なら、お湯だけを使う可能性がある場合は次の順番で確認します。
| 選択肢 | お湯用途 | 向いている人 |
|---|---|---|
| キューリグBS300 | ◎ お湯機能・お湯専用注ぎ口あり | コーヒーと少量のお湯を1台で使いたい人 |
| デロンギ マグニフィカS ECAM22112 | ○ フロッサー側から給湯 | 豆から本格的なコーヒーも楽しみたい人 |
| 電気ケトル | ◎ 湯沸かし専用 | 熱湯や多めのお湯を使う回数が多い人 |
| every frecious tall+cafe | ○ 温水を利用できる | 冷水・温水・コーヒーまで1台にまとめたい人 |
同じメーカーでもモデルによって機能は異なります。購入するときは、必ず検討している型番の最新仕様を確認してください。
1. 専用の給湯機能があるか
まず見るべきなのは「給湯」「お湯」「Hot Water」といった専用機能の有無です。
専用機能なら、メーカーがその用途を想定しているため、カプセルなし運転などを自己判断でする必要がありません。
コーヒーだけでなく紅茶、インスタントコーヒー、ココアなどをよく飲む人は、この機能を優先すると使い勝手がかなり変わります。
2. お湯専用の抽出口があるか
白湯やお茶をよく飲むなら、コーヒーと別のお湯専用抽出口があると便利です。
コーヒーの抽出経路と分かれていれば、コーヒーの香りが気になりにくくなります。
「お湯が出せれば何でもいい」と思って買うと、後から香りが気になることもありますので、この違いは意外と重要ですよ。
3. 一度に出せる量を確認する
お湯の量も確認しましょう。
マグカップ1杯分で十分なのか、スープや料理にも使いたいのかによって必要量が違います。
少量しか給湯できないモデルでは、電気ケトルの完全な代わりにはなりません。
逆に、「朝にインスタントコーヒー1杯、夜に紅茶1杯」という程度なら、少量給湯できるコーヒーメーカーでも十分便利に感じると思います。
4. お手入れしやすいか
コーヒーと給湯の両方に使うなら、お手入れのしやすさも重要です。
水タンクを外して洗えるか、抽出口を掃除しやすいか、除石灰の手順がわかりやすいかなどを確認しておくと、購入後の負担を減らせます。
便利な機能が多くても、掃除が面倒で使わなくなってしまってはもったいないですよね。
5. コーヒーの種類と使い方も考える
お湯だけに注目しすぎて、肝心のコーヒーの使い方が合わなくなるのも避けたいところです。
豆から自動で淹れたいなら全自動タイプ、手軽さを優先するならカプセル式、シンプルにまとめて淹れたいならドリップ式など、向いているタイプが違います。
価格帯の高いモデルも含めて比較したい場合は、以下の記事でもタイプごとの違いや選び方を紹介しています。
【自宅をカフェに】高級コーヒーメーカーの選び方とおすすめランキング10選
コーヒーメーカーと電気ケトル、結局どちらが向いている?
ここまで読んで、「結局、コーヒーメーカーと電気ケトルのどちらを使えばいいの?」と思っているかもしれません。
判断は意外とシンプルです。
コーヒーメーカー1台にまとめるのが向いている人
- コーヒーを毎日飲む
- お湯を使うのは1杯程度が中心
- キッチン家電を増やしたくない
- 給湯機能付きコーヒーメーカーを選べる
- 紅茶やインスタント飲料にも活用したい
このような人なら、給湯機能付きのコーヒーメーカーを選ぶことで、1台をかなり幅広く使えます。
電気ケトルもあったほうがいい人
- 一度に多くのお湯を使う
- 熱湯を必要とする食品をよく作る
- 白湯をよく飲む
- コーヒーの香りが少しでも混ざるのが嫌
- コーヒーメーカーよりお湯を使う回数のほうが多い
この場合は、コーヒーメーカーに無理をさせず、電気ケトルを別に使ったほうが快適です。
「家電は少ないほどいい」と思いがちですが、毎日不便を感じるなら2台に分ける意味はあります。
迷ったら、この3つに分けると選びやすいです
コーヒー+少量のお湯を1台で使いたい
→ お湯機能と専用注ぎ口があるキューリグBS300
熱湯や多めのお湯を使うことが多い
→ 電気ケトル
冷水・温水・コーヒーまでまとめたい
→ every frecious tall+cafe
コーヒーメーカーでお湯だけ使うときによくある質問
普通のドリップ式コーヒーメーカーでもお湯だけ出せますか?
機種によります。
コーヒー粉を入れずに運転できる製品もありますが、すべてのドリップ式で推奨されている使い方ではありません。取扱説明書に水だけを通す方法や給湯用途の記載があるか確認してください。
カプセル式はカプセルを入れなければお湯が出ますか?
水が出る機種はありますが、それだけで飲用のお湯として使えるとは判断できません。
すすぎ専用の操作の場合もあります。ドルチェグストのように、ポット代わりにお湯だけを出す目的で使用しないよう案内されている製品もあります。
お湯だけ出すとコーヒーメーカーは壊れますか?
メーカーが給湯方法として認めている使い方なら、通常の使用方法の範囲で使えます。
一方、メーカーが想定していないカプセルなし運転や、給水タンクへ熱湯を入れるなどの自己流の使用は避けましょう。
お湯にコーヒーの味がつくのはなぜ?
コーヒーを抽出した経路と同じ場所をお湯が通ると、内部に残ったコーヒー成分や香りの影響を受けることがあります。
説明書にあるすすぎを行っても気になる場合は、専用給湯口がある機種や電気ケトルを使うほうが向いています。
コーヒーメーカーのお湯で紅茶は飲めますか?
飲用の給湯機能を持つコーヒーメーカーなら利用できます。
ただし、紅茶は種類によって好みの抽出温度が変わります。また、コーヒーと同じ経路を使う機種では香りが気になることがあります。
コーヒーメーカーのお湯でカップ麺は作れますか?
コーヒーメーカーによっては、カップ麺が想定している熱湯より温度が低い可能性があります。
食品側の作り方に熱湯などの指定がある場合は、その条件に合ったお湯を使ってください。大量のお湯が必要な用途も含め、カップ麺を頻繁に作るなら電気ケトルのほうが使いやすいでしょう。
総評:コーヒーメーカーでお湯だけを出すなら「機種確認」が最優先
記事のポイントをまとめます。
コーヒーメーカーからお湯だけ出せれば、家電を増やさずに済み、朝のコーヒーから紅茶、インスタント飲料まで1台で対応できる可能性があります。
ただし、一番大切なのは「実際にお湯が出るか」ではなく、「その機種がお湯だけの使用を想定しているか」です。
すでにコーヒーメーカーを持っているなら、まず本体の型番を確認し、取扱説明書で「給湯」「お湯」「すすぎ」などの項目を探してみてください。
これから購入するなら、コーヒーの味や価格だけではなく、給湯機能、お湯専用抽出口、給湯量、お手入れのしやすさまで比べるのがおすすめです。
コーヒーもお湯も1台で済ませたいのか。それとも、コーヒーと湯沸かしを別々の家電に任せたいのか。あなたが毎日どんなふうに使うかを考えて選べば、自分に合った一台が見つけやすくなりますよ。


