
旅行や出張の荷造りをしていて、「電動歯ブラシって飛行機に持ち込んで大丈夫なの?」と手が止まってしまったことはありませんか。
充電式の電動歯ブラシにはリチウムイオン電池が使われている機種もあるので、モバイルバッテリーと同じように預けられないのではないかと心配になりますよね。
先に結論からいうと、一般的な電動歯ブラシは飛行機の機内へ持ち込むことができます。また、ANAやJALでは、条件を満たした電池内蔵型の携帯電子機器であれば預け入れも可能です。
ただし、「電動歯ブラシ本体」「取り外した予備電池」「モバイルバッテリー」では扱いが違います。さらに国際線では利用する航空会社や出発国によってルールが異なる可能性があるため、単純に「160Wh以下なら何でも大丈夫」と考えない方が安心ですよ。
この記事では、電動歯ブラシを飛行機へ持ち込むときのルールをはじめ、スーツケースへ入れて預ける場合、リチウムイオン電池や乾電池式の違い、ANA・JALの扱い、ブラウンやフィリップスの電動歯ブラシを持っていく場合の確認方法までわかりやすく解説します。
さらに、海外旅行で意外と忘れやすい充電器の電圧やコンセント、国際線での歯磨き粉の持ち込みについても紹介します。「結局、手荷物とスーツケースのどちらに入れればいいの?」という疑問まで解消していきます。
◎記事のポイント
- 電動歯ブラシは基本的に飛行機へ持ち込み可能
- ANA・JALでは条件を満たせば預け入れも可能
- 預ける場合は電源を完全に切り、誤作動と破損を防ぐ
- 予備のリチウム電池は本体とは扱いが異なる
- 国内線と国際線では利用航空会社の確認方法が違う
- ブラウン・フィリップスなどもブランド名ではなく電池仕様を確認する
- 国際線では歯磨き粉の液体物制限にも注意する
電動歯ブラシは飛行機に持ち込めるのか

「電動歯ブラシ 飛行機」と調べている方がまず知りたいのは、手荷物として持っていけるのか、それともスーツケースに入れて預けてもいいのかという点でしょう。
ここで大切なのは、電動歯ブラシという製品名だけで判断しないことです。航空会社では、充電池を内蔵した電動歯ブラシを、リチウム電池などを搭載した携帯型電子機器として扱うことがあります。
国内線と国際線での電動歯ブラシの持ち込みルール
国内線でも国際線でも、電動歯ブラシそのものが一律に持ち込み禁止になっているわけではありません。
ANAやJALでは、リチウム電池を内蔵した一般的な携帯型電子機器について、定められた電池容量の範囲内であれば機内持ち込みと預け入れの両方が認められています。
ただし、国内線と国際線で大きく違ってくるのが、「利用する航空会社や国ごとのルールをどこまで確認する必要があるか」です。
国内線でANAやJALを利用する場合は、それぞれの航空会社が公開している危険物・手荷物ルールを確認すれば判断しやすいでしょう。
一方で国際線は、日本の航空会社だけでなく海外航空会社を利用するケースがあります。共同運航便では、実際に運航する航空会社の規定が関係する場合もあります。
そのため、「国内線なら大丈夫だったから海外便も同じだろう」と判断せず、国際線では実際に利用する航空会社の最新ルールを確認するのが確実です。
電動歯ブラシは手荷物に入れるのがわかりやすい
電動歯ブラシを飛行機へ持っていくなら、迷ったときは機内持ち込み手荷物へ入れておく方法がわかりやすいかなと思います。
電池内蔵機器は条件を満たせば預けられる場合がありますが、機内持ち込みなら荷物室で大きな衝撃を受ける心配が少なく、到着後すぐ取り出せるのもメリットです。
また、出発ゲートで機内持ち込み予定だったバッグを急きょ預けることになった場合は、中に予備のリチウム電池やモバイルバッテリーが入っていないか確認してください。本体に内蔵された電池と、取り外した予備電池では取り扱いが異なります。
電動歯ブラシの機内持ち込み条件【ANA・JAL】

2026年9月時点で、ANA・JALはいずれもリチウム電池を内蔵した携帯型電子機器について、一定条件を満たせば機内持ち込みと預け入れを認めています。
ANAでは、電子機器本体について、リチウム金属電池ならリチウム含有量2g以下、リチウムイオン電池ならワット時定格量160Wh以下のものを対象として案内しています。
JALも、リチウム含有量2gを超えるものや、リチウムイオン電池のワット時定格量が160Whを超えるものについて、機内持ち込み・預け入れともに不可と案内しています。
ただし、この「160Wh」という数字だけを見て判断するのはおすすめしません。海外航空会社では、100Whを超えるリチウムイオン電池について航空会社の承認を必要とするルールを設けていることがあります。
電動歯ブラシを持っていくときは、利用便の航空会社が公開している最新情報を見るのが一番確実ですよ。
電動歯ブラシをスーツケースに入れて預ける際の注意点

「手荷物を少なくしたいから、電動歯ブラシはスーツケースへ入れたい」という方もいるでしょう。
ANAやJALでは、条件を満たしたリチウム電池内蔵型の携帯電子機器を預ける場合、本体の電源を完全に切り、偶発的な作動や損傷を防ぐために保護するよう案内しています。
ここでいう「完全に電源を切る」は、動作を停止させておくという意味です。スマートフォンやパソコンのようなスリープ状態で済ませるのではなく、航空会社が求める方法に従って完全に停止させる必要があります。
電動歯ブラシの場合は電源ボタンが荷物に押され、意図せず作動することも考えられます。専用トラベルケースがあるなら使用し、ない場合は硬い物と直接ぶつからない位置へ収納すると安心です。
衣類やタオルで周囲を保護するのもひとつの方法ですが、電源ボタンが押された状態にならないように収納してください。
スーツケースへ入れる前の確認
- 電源を完全に切る
- 電源ボタンが押されないようにする
- ケースや衣類などで衝撃から保護する
- 本体や電池に膨張・破損・異常発熱がないか確認する
- 予備のリチウム電池をスーツケースへ入れない
リチウム電池を搭載した電動歯ブラシの扱い
充電式電動歯ブラシでは、リチウムイオン充電池を採用している機種があります。
ここで注意したいのは、本体に取り付けられている電池と、取り外した予備電池では航空機での扱いが違うことです。
本体に内蔵されたリチウムイオン電池については、航空会社が定めた容量条件を満たしていれば機内持ち込みが可能です。また、ANA・JALでは条件を満たした携帯型電子機器を預けることもできます。
一方、取り外したリチウム電池や予備電池は、預け入れできない場合があります。短絡しないように端子を保護したうえで機内持ち込みにするなど、本体とは別のルールに従う必要があります。
なお、電池を簡単に取り外せない電動歯ブラシを、旅行のためだけに分解する必要はありません。メーカーがユーザーによる電池交換を前提としていない製品もあります。
「リチウム電池だから、とりあえず本体を分解して電池を外そう」と考えるのではなく、まず製品の取扱説明書と航空会社のルールを確認してください。
電動歯ブラシを飛行機に持ち込むときの注意点

電動歯ブラシ本体を飛行機へ持ち込めることがわかっても、「乾電池式は?」「ブラウンやフィリップスは?」「海外で充電できる?」と疑問は残りますよね。
ここからは、実際に荷造りするときに迷いやすいところを順番に確認していきましょう。
乾電池式電動歯ブラシは持ち込み可能か?

乾電池式の電動歯ブラシも、基本的には飛行機へ持っていくことができます。ただし、「乾電池式なら何も気にしなくていい」というわけではありません。
アルカリ乾電池やニッケル水素電池などを使う製品の場合、本体に電池を装着したまま持ち運ぶのか、予備電池を別に持っていくのかで準備が変わります。
特に予備電池は、金属類と接触してショートしないように保護しておくと安心です。購入時のパッケージに入れておく、電池ケースを使う、必要に応じて端子が接触しない状態にするなどの方法があります。
ANAでも、リチウム電池以外のアルカリマンガン電池やニッケル水素電池などの予備電池について、安全のため短絡防止措置をしたうえで機内へ持ち込むよう案内しています。
また、乾電池式の電動歯ブラシをスーツケースへ入れる場合も、振動で電源ボタンが押されないようにしておきましょう。長期間使わない場合は、取扱説明書に従って電池を外しておく方法もあります。
国際線での電動歯ブラシの持ち込み規制と対策

国際線でも電動歯ブラシは基本的に持っていけますが、国内線以上に「どの航空会社を利用するか」を確認しておきたいところです。
国際的な航空輸送のルールでは、リチウムイオン電池を搭載した携帯型電子機器について容量に応じた条件が設けられています。また、100Whを超えて160Wh以下の電池については、航空会社の承認を求められる場合があります。
電動歯ブラシだけを見て「国際線だから持ち込み不可」と心配する必要はありませんが、利用便の規則を確認しておくことは大切です。
特に海外の航空会社を利用するときは、日本のANAやJALの条件をそのまま当てはめないでください。
出発前に利用航空会社の「Baggage」「Dangerous Goods」「Lithium Battery」などの案内を確認しておくと安心です。判断できない場合は、航空会社へ機種名と電池の種類を伝えて確認すると確実でしょう。
電動歯ブラシの種類別【ブラウン・フィリップス】持ち込み可否
ブラウンのオーラルBやフィリップスのソニッケアーを使っている方は、「自分のブランドなら飛行機に持ち込めるのか」が気になるかもしれません。
ただ、飛行機への持ち込み可否は、ブラウンだからOK、フィリップスだからOKというブランド単位で決まるものではありません。
確認するべきなのは、実際に持っている機種の電池種類、容量、取り外し可能かどうかなどです。
フィリップスのソニッケアーでは、公式仕様でリチウムイオンバッテリーを採用している機種が確認できます。一方で、シリーズや発売時期によって仕様が同一とは限りません。
ブラウン オーラルBについても複数シリーズが展開されているため、「オーラルBなら全部同じ電池」と考えず、製品本体、取扱説明書、メーカー公式サイトから型番ごとの仕様を確認してください。
ブランドより型番を見るのが大切
同じメーカーでもシリーズによって電池や充電方法が違うことがあります。航空会社へ問い合わせる場合も、「フィリップスの歯ブラシです」ではなく、型番まで伝えた方が確認しやすくなります。
海外旅行では充電器の電圧も確認する
電動歯ブラシを飛行機に持ち込めても、旅行先で充電できなければ困りますよね。
そこで国際線を利用する場合は、航空会社のルールだけでなく、充電器の対応電圧も確認しておきましょう。
確認する場所は、充電器やACアダプターに書かれている「INPUT」「入力」といった表示です。
例えば「100-240V 50/60Hz」と表示されている充電器なら、電圧については幅広い国・地域に対応できるタイプです。ただし、コンセントの差し込み口の形が日本と違う国では、別途変換プラグが必要になります。
逆に100V専用の充電器を電圧の違う国でそのまま使用すると、故障や事故につながる可能性があります。変換プラグは差し込み口の形を変えるもので、電圧そのものを変える機器ではない点にも注意してください。
最近はUSB充電に対応した電動歯ブラシもありますが、同じシリーズでも付属品や仕様が違う場合があります。出発前に自分が持っているモデルの説明書を確認するのが確実ですよ。
国際線では歯磨き粉の100ml制限にも注意
電動歯ブラシ本体ばかり気にしていると、意外と見落としやすいのが歯磨き粉です。
日本の空港から国際線へ搭乗する場合、歯磨き粉は液体物の持ち込み制限の対象です。
機内持ち込みにする場合は、原則として1容器100ml(g)以下にし、対象となる液体物を容量1リットル以下の再封可能な透明プラスチック袋へ入れる必要があります。
ここで間違えやすいのは、中身が少なければいいわけではないことです。例えば150mlの容器に歯磨き粉が30mlだけ残っている場合でも、容器自体が100mlを超えていれば機内持ち込みの対象条件を満たしません。
「電動歯ブラシは問題なかったのに、歯磨き粉が保安検査で引っかかった」ということを避けるためにも、国際線ではセットで確認しておきたいですね。
なお、液体物のルールは出発国や乗り継ぎ空港などによって確認が必要になる場合があります。海外から日本へ戻る便についても、現地空港や利用航空会社の案内を確認してください。
保安検査では電動歯ブラシを出す必要がある?
「空港の保安検査で、電動歯ブラシだけバッグから出した方がいいの?」と気になる方もいるでしょう。
電動歯ブラシだけを一律に取り出すというルールが常にあるわけではありません。ただし、保安検査の方法は空港や国、利用便などによって異なる場合があります。
検査員からバッグを開けるよう求められたり、機器を取り出すよう案内された場合は、その指示に従ってください。
また、型番や電池仕様がわかりにくい機種を海外へ持っていく場合は、取扱説明書をスマートフォンへ保存しておくと確認しやすくなります。
電動歯ブラシを飛行機内で使う際のマナーと注意点

長距離便では、食事の後や就寝前に電動歯ブラシを使いたい場合もありますよね。
機内で使用するときは、まず航空会社や乗務員の案内に従ってください。シートベルト着用サインが点灯しているときなど、化粧室を利用できないタイミングもあります。
使用できる状況でも、座席で磨くのではなく、周囲へ水や歯磨き粉が飛ばないよう化粧室を利用した方がよいでしょう。
電動歯ブラシはモーター音や振動音が出るので、深夜便などでは周囲への配慮も必要です。共用の化粧室を長時間占有しないよう、必要な物を準備してから利用するとスムーズです。
また、機内に電源設備がある航空機もありますが、すべての座席で自由に充電できるとは限りません。旅行前に十分充電しておく方が安心です。
スーツケース内での電動歯ブラシの安全な収納方法
電動歯ブラシを預け入れ荷物にする場合は、単にスーツケースへ放り込むのではなく、誤作動と破損の両方を防ぐように収納しましょう。
まず電源を完全に切り、電源ボタンが他の荷物に押されない状態にします。専用トラベルケースが付属している機種なら、ケースを利用するのがわかりやすい方法です。
ケースがない場合は、清潔なポーチなどへ入れたうえで、周囲を衣類やタオルなどの柔らかい物で保護すると衝撃を受けにくくなります。
替えブラシは変形しやすいので、本体とは別にブラシキャップや小型ケースへ入れておくと衛生面でも安心です。
また、歯磨き後すぐ濡れた状態で密閉すると、ケース内部に水分が残りやすくなります。できるだけ水気を切ってから収納してください。
スーツケース内では外側に近い場所より、衣類などに囲まれた中央付近へ置いた方が衝撃を受けにくくなります。重量のある靴や充電器などが直接電動歯ブラシへ当たらないようにするのもポイントです。
電池が膨らんでいる電動歯ブラシは持っていかない
長く使っている電動歯ブラシなら、旅行前に本体の状態も確認してください。
充電池を搭載した機器で、異常な発熱、変形、膨張、焦げたような臭い、充電時の異常などが見られる場合は要注意です。
リチウム電池は損傷や異常があると発熱や発火につながる可能性があります。問題が疑われる製品を「旅行中だけなら大丈夫だろう」と持っていくのは避け、メーカーの案内を確認してください。
航空会社によっては、損傷・故障・リコール対象となっているリチウム電池や電子機器の輸送を認めていない場合があります。
飛行機へ持っていく前に確認したいこと
- 利用する航空会社の手荷物ルールを確認したか
- 電動歯ブラシの型番と電池種類を確認したか
- 預けるなら電源を完全に切ったか
- 電源ボタンが誤って押されない収納になっているか
- 予備電池を預け荷物へ入れていないか
- 国際線では歯磨き粉の容量を確認したか
- 海外で使う場合は充電器の対応電圧を確認したか
- 変換プラグが必要な国では用意したか
- 電池の膨張や本体の破損がないか確認したか
電動歯ブラシとモバイルバッテリーは同じ扱いではない
ここは特に間違いやすいところです。
リチウムイオン電池が入っているという点だけを見ると、電動歯ブラシとモバイルバッテリーは同じように感じます。
しかし航空会社の手荷物ルールでは、機器に組み込まれている電池と、他の機器へ電気を供給するモバイルバッテリーや予備電池では扱いが異なります。
そのため、「モバイルバッテリーは預けられないと聞いたから、電動歯ブラシも預けられない」と考える必要はありません。
反対に、「電動歯ブラシを預けられるから予備のリチウム電池も一緒にスーツケースへ入れていい」と考えるのも危険です。
本体と予備電池を分けて考えると、飛行機の電池ルールがかなり理解しやすくなりますよ。
飛行機に持ち込めるか迷ったときの確認手順
ここまで読んでも、「自分の電動歯ブラシは本当に大丈夫かな」と心配な方もいると思います。
そんなときは、次の順番で確認すると迷いにくくなります。
- 電動歯ブラシの型番を確認する
本体底面、充電器、箱、取扱説明書などから型番を確認します。 - 電池の種類を確認する
リチウムイオン、ニッケル水素、乾電池式などをメーカー公式サイトや説明書で確認します。 - 利用する航空会社のルールを確認する
「手荷物」「危険物」「リチウム電池」などのページを確認します。 - 預ける場合は条件を確認する
完全に電源を切ることや、誤作動・損傷防止などの条件を確認します。 - 判断できなければ航空会社へ問い合わせる
その際はメーカー名だけではなく型番まで伝えると確認しやすくなります。
この流れで確認すれば、「ネットで同じブランドの人が持ち込めたらしい」という不確かな情報だけを頼りにする必要がなくなります。
まとめ:電動歯ブラシは飛行機に持ち込めるのか
電動歯ブラシを飛行機へ持っていくときは、本体に内蔵された電池と予備電池を分けて考えることが大切です。
一般的な電動歯ブラシであれば、飛行機へ持っていくこと自体を過度に心配する必要はありません。ただし、預け入れや予備電池、海外航空会社を利用する場合には条件が変わることがあります。
私なら、特に預ける必要がなければ電動歯ブラシ本体は手荷物へ入れ、ケースで保護して持っていきます。その方が取り出しやすく、荷物室での衝撃も避けやすいからです。
ただし、最終的な判断基準は利用する航空会社の最新ルールです。旅行直前に公式サイトを確認しておけば、空港で慌てる可能性をかなり減らせますよ。
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